Googleマップ

Googleマップ」にユーザーが目印や線を書き込むことができる「マイマップ」機能において、ユーザーが顧客などの個人情報を記載して一般に公開しているケースがあり、グーグルではこうした利用をしないよう注意を呼びかけている。

 Googleマップのマイマップ機能は、ユーザーがGoogleマップ上に目印やコメント、線、図形などを追加できる機能。マイマップは、作成時の標準設定では一般に公開されるようになっており、ユーザーが顧客のリストなどをマイマップに登録してしまい、誰にでも検索可能となっているケースがあり、最近になってユーザーからの指摘が相次いでいる。

 また、マイマップの作成時に「非公開」に設定していても、検索結果には表示されなくなるが、作成したマップにはURLさえ知っていれば誰でもアクセスできる。マイマップにはマップごとに個別のURLが設定されており、URLをメールなどで送信することで、他人にも見てもらうことが可能になっている。

 こうしたことから、グーグルではマイマップ機能については「原則として誰にも見られたくない地図はここでは作成しないことをお勧めします」とヘルプページに記載している。また、マイマップの作成ページには、プライバシー設定の「公開」に「検索結果や自分のプロフィールにこの地図が表示されても構いません」と記載されているが、こうした注意書きが読まれていないためか、個人情報を含むマイマップが一般に公開されている例も見られるようだ。

 マイマップの利用者は、公開・非公開の設定をあらためて確認するとともに、個人情報などをマイマップに登録していないかを確認する必要がある。また、グーグルでは、個人情報が記載されているなどの不適切なマイマップについては、ユーザーが違反を報告できるページを設けている。
Impress WatchYAHOO!JAPANニュースより)