現場を知らない政府!?

 東京都は5日、派遣契約の打ち切りなどで仕事や住居を失った労働者ら約500人を収容する収容施設に石油ファンヒーターを設置したほか、朝、昼、晩の弁当の手配や、毛布の貸与など、収容に向けて対応した。

 さらに、収容施設では12日までの収容期間中、ハローワーク職員による就労相談や、都社会福祉協議会による緊急小口資金の貸し付け相談(最高10万円)などを行い、収容者の就労促進を目指すという。

 一連の問題について石原知事は5日、年頭のあいさつで「(この問題について)厚労省はどう対応したらいいかわかっておらず、結局、ボランティアや地方自治体が協力して成果を挙げた。本当に国は大事な現場を知らない」と述べ、同省の対応を批判した。
(MSN)