宇宙ゴミ

ヨーロッパ宇宙飛行局は、地球の周囲に漂っている人工衛星やロケットの残骸の数が一目でわかる図を発表しました。およそ12,000のゴミが地球の衛星軌道上に漂っており、いつ人工衛星や有人ロケットに衝突してもおかしくないことがわかります。

宇宙ゴミに関して専門家のジョン・ヤンブリック氏はこう語っています。「宇宙飛行士たちは宇宙ゴミによって宇宙ステーションが危険な状態なのはすでに知っています。宇宙ゴミが衝突する可能性も視野に入れて作業に取り組んでいるんです」。宇宙飛行士はただでさえ危険な職業であるにもかかわらず、宇宙ゴミによってさらなる危険が増えてしまったようです。

しかし最近の個人向け宇宙旅行ロケットは、宇宙空間に廃棄物としてゴミを残さないものが多くなっているようです。ヴーアジンアトランティック社(ヴァージンギャラクシー)の宇宙旅行ロケットもタンクやゴミなどを出さないものになるとのこと。

わたしたちやその子孫が、安全に宇宙旅行をできる日はくるのでしょうか? タバコのポイ捨ても問題になってから取り組みを始めましたが、人間は一度困ってみないと対策はとらないようです。

(Rocketnews24スタッフ)

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