「幸せに」の手紙添えた「捨てワニ」


 3日午前11時半ごろ、千葉県旭市上永井の動物訓練会社の入り口近くで、袋の中に「シャムワニ」とみられる体長約1・5メートルのワニ1匹が入っているのに男性社員(32)が気付き、旭署に届けた。

 袋には「3月で仕事の契約を切られ、お金がなく養うことができなくなった。お店にも許可がないものは受け取れないといわれた。名前は『ゲン』です。こいつの幸せをお願いします」と書かれた手紙があった。

 同署は違法に飼われていたペットが捨てられた「捨てワニ」とみて飼い主を捜している。

 「ゲン」は旭市内のペットショップに預けられているがじっとしているという。弱っているのか緊張しているだけなのか、飼い主から“派遣切り”されたショックなのか理由は不明。

 「ゲン」が置かれていた動物訓練会社は犬が中心で爬虫(はちゅう)類が専門ではないという。
(産経ニュース、MSN)