0秒02差


 【バンクーバー=金子昌世】バンクーバー五輪第16日の27日(日本時間28日)、スピードスケート女子団体追い抜きで日本が0秒02差でドイツに敗れ、惜しくも銀メダルとなった。ただスピードスケートでの日本女子の銀メダルは史上初めて。

 田畑真紀(35)、穂積雅子(23)=ともにダイチ、小平奈緒(23)=相沢病院高木美帆(15)=北海道・札内中=の4人のメンバーのうち、田畑、穂積、小平の3人で臨んだ日本は、まず準決勝でポーランドに完勝。この時点で銀メダル以上を確定させたが、決勝で終盤に追い上げたドイツに敗れた。

 スピードスケート女子団体追い抜きは前回のトリノ五輪から採用された種目。今季ワールドカップ(W杯)のランキングでは、4強に残ったチームの中で日本の3位が最高だった。優勝候補筆頭のカナダと強豪のロシアが前日の準々決勝で敗退。そんな中、抜群のチームワークを誇る日本が、頂点へあと一歩のところまで迫った。

MSN産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/news/100228/oag1002280731004-n1.htm