「かめ」から「ゲゲゲ」


 NHK朝の連続テレビ小説のヒロインのバトンタッチセレモニーが19日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、29日から始まる「ゲゲゲの女房」の主演、松下奈緒さん(25)が、27日で最終回を迎える「ウェルかめ」の倉科カナさん(22)から、「よく食べて、寝て、気負わない」とエールを送られた。

 セレモニーでは、「ゲゲゲ−」で使われる昭和37年ごろの民家のセットを背景に、倉科さんは、ウェルかめのキャラクター「かめっ太」のぬいぐるみ、松下さんは、ゲゲゲの鬼太郎目玉おやじの枕を、互いにプレゼントした。

 倉科さんは「私は途中で体重が落ち始めたので、よく食べることと寝ることを心がけ、あと、あまり気負わない方がいいと思います」と長丁場の撮影を乗り切る秘訣(ひけつ)を披露。「前のヒロインの多部(未華子)さんが『強くなった』とおっしゃってましたけど、私も強くなりました。また反対に、変に強がらない弱さもあっていいと思えるようになりました」と振り返った。

 ヒロイン役という“バトン”を受け取った松下さんは「改めて(バトンは)重いなと思います。撮影は中盤ですが、これを機に、もう一度、クランクインのときの気持ちを思いだしたい。私も強くなりたいし、自分をコントロールしながらやっていきたい」と語った。

MSN産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/100319/med1003191706001-n1.htm