鳥の赤ちゃんがライオンと共存!

信じられない出来事があった。動物園にあるライオンの檻(おり)の中に、鳥の赤ちゃん、つまり雛鳥(ひなどり)が落下してしまい、ライオンに食べられてしまったのである! ……というニュースになるのが普通なのだが、なぜか雛鳥はライオンに食べられることなく、むしろ檻の中で一緒に3日以上も暮らし、最終的に雛鳥が成長して無事に飛び立っていったというのだ。

落下した雛鳥はフクロウ。どうやらライオンの檻の真上にあったフクロウの巣から落ちてしまったようで、まだ飛ぶことができなかったため檻の中でライオンから逃れることはできなかったようだ。しかしライオンは雛鳥を食べるどころか無関心。雛鳥がライオンに近づいても無反応。雛鳥がどんな行動をしても食べようとしなかったという。

動物園のスタッフによると「雛鳥がライオンの檻の中にいることがわかったとき、このままではすぐに食べられてしまうと思っていました。どのスタッフもそう思っていたんですが、なぜか食べられなかったんですよ」との事で、誰もが食べられてしまうと思っていたようだ。

百獣の王・ライオンの前で堂々と数日間過ごした雛鳥。すでに大自然へと飛び立ってしまったが、将来はどんな動物にも負けない勇敢なフクロウになるかもしれない……。

MSN産経ニュースhttp://topics.jp.msn.com/life/column.aspx?articleid=310681