疑惑のゴール大誤審の線審が謝罪拒否


 27日のドイツ−イングランド戦で、MFランパードのゴールを認めなかったウルグアイ人のラインズマン、マウリシオ・エスピノザ氏について、ロンドンの夕刊紙「イーブニング・スタンダード」は「謝罪を拒否した」と伝えた。

 同紙は試合後、エスピノザ氏に直接インタビュー。エスピノザ氏は「ゲームについては語ることができない」と前置きしながら、記者が「誤審について謝らないのか」と聞くと「ノー」と回答。さらに、「FIFA(国際サッカー連盟)が私にゲームについて語ることを許していない。これは決まりだから」と述べたという。

 エスピノザ氏は38歳で、ウルグアイでは、教師の肩書きも持っている。かつて、試合中にスタジアムの観客席から受けた投石により倒れ、担架で運ばれた経験もある。

 英紙によれば、南ア警察当局は、エスピノザ氏がもし誤審を認めれば、怒れるイングランドファンから襲撃されかねないと警戒を強めているという。

MSN産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/100629/scr1006290827028-n1.htm