地球外知的生命体らしき存在からの信号を確認

オーストラリア・ウエスシドニー大学のラグバー博士の調査・研究により、遥か銀河の彼方から、地球外知的生命体らしき存在からのパルス信号が発信されている事が明らかとなった。地球外の文明による信号の可能性があるという。

パルス信号が発信されているのは恒星グリーゼ581をまわる惑星からで、地球から20光年離れた恒星グリーゼ581を中心とした太陽系型の天体にあるという。そこには6つの惑星があり、そのひとつは以前から生命体がいてもおかしくないと言われていた惑星グリーゼ581Gであることから、大きな注目を集めている。

この惑星グリーゼ581Gは水と緑に包まれた自然豊かな地球型惑星の可能性もあり、この惑星をイメージして描かれたCGイラストは非常に緑豊かな惑星として描かれている。どのような知的生命体が生活しているのかは不明だが、パルス信号が確かなものであれば地球人と同等か、それ以上の科学力を持っている可能性がある。

ラグバー博士は2年前から恒星グリーゼ581の周囲の調査を行っており、そのときからパルス信号の規則性を調査していた。そして今になり、このパルス信号が人工的な文明によるパルス信号の可能性が高いと判断したようだ。

惑星グリーゼ581Gはパルス信号が注目される以前から、雲や液体の水の存在や、生命が存在していてもおかしくない環境下にある惑星として注目されており、その恒星グリーゼ581の周囲から規則的なパルス信号が発せられているとあれば、グリーゼGに生命が存在しないと思うほうが不自然といえる。

ラグバー博士は恒星グリーゼ581の周囲にある惑星に対して、「私の個人的な意見でしかないが、この惑星に生命が存在する可能性は100パーセントといえるだろう」とコメントしている。しかし、惑星グリーゼ581Gの知的生命体と交信をするにしても、質問を投げかけて返信されてくるのは40年後という事になる。高速の宇宙船で惑星グリーゼ581Gに向かったとしても到着まで20年かかり、現在の地球の科学力ならば何百年かかるかわからない。

もし最速のファーストコンタクトを望むのであれば、こちらの位置を電波で伝え、惑星グリーゼ581Gの知的生命体のワープ航行等の技術で地球に来てもらったほうが早いかもしれない。とにかく、夢が広がるこのニュース。惑星グリーゼ581Gに友好的な知的生命体がいることを願いたい。

ちなみに、「グリーゼ581」とは太陽の役割をしている恒星と6つの惑星を意味する呼び名で、恒星グリーゼ581のほかに惑星グリーゼ581B、C、D、E、F、Gがある。生命体がいると予想されているのは、すでに説明している通り惑星グリーゼ581Gである。
Screenshot: dailymail.

(MSNトピックス、ロケットニュース24、http://topics.jp.msn.com/life/column.aspx?articleid=432778