首相のもう一つの顔

2008年9月29日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●政治資金で夜な夜な通い詰め…

 就任早々、国連総会演説のため、0泊3日の強行軍で米国に飛び立った麻生首相。外交デビューの前に清算すべき問題がある。自身の「オンナ」と「カネ」をめぐる疑惑だ。

 東京・六本木の飯倉交差点近くの雑居ビルにあるパブ「B」。麻生が首相就任直前まで、連日のように通い詰めていた店である。

「店のママは、2年前まで銀座の高級クラブを経営していました。芸能人や作家が常連の有名店でしたが、中でも足しげく通ったのが麻生氏で、ママとも親密な雰囲気でした。彼女が銀座の店を閉める前にBをオープンさせると、夜な夜な麻生氏は六本木にも繰り出すようになったのです」(政界関係者)

 政治資金を使ったカネの落とし方も、ハンパじゃない。

 麻生の資金団体「素淮会」の収支報告書には、Bと同住所でママが代表の会社に対する支出がズラリ。その額は05、06年に計645万円。今月公表された07年分の報告書にも会合費として計373万円を計上していた。全額、Bでの飲み代とみて間違いない。

 閉店前の銀座のクラブにも、04〜06年の3年間で計773万円も支払っており、締めて総額1790万円――。政治資金で銀座、六本木で飲みまくるとは、つくづく庶民感覚とズレた首相だが、ここまで麻生が入れあげるママとは何者なのか。

「すでに還暦を迎えたとは思えない美貌の持ち主。日銀OL時代に『2代目レナウン娘』に選ばれた後、銀座の有名クラブのホステスにスカウトされ、一流店を渡り歩いた。過去にはドリフの加藤茶との結婚説が週刊誌を賑わせたこともあります」(ママの知人)

 麻生と知り合ったのは、二十数年前のこと。84年にママが独立して前出のクラブを出店した時には「麻生がスポンサー」との噂も立ったという。

 現在住む千代田区内の“億ション”の所有者は、麻生への献金企業。社長は「麻生太郎 顧問」の名刺を持ち歩く、有力後援者のひとりである。

 今もママとの「付き合い」は続き、後援者に「住まい」まで用意させているのか。日刊ゲンダイ本紙は麻生事務所に質問状を送ったが、締め切りまでに回答は得られなかった。

日刊ゲンダイ2008年9月26日掲載)
niftyニュースより)

きれい事を言うつもりはありませんが、人の上に立つ人間と言うものは、やって良い事と悪い事の判断ができるのが当たり前ではないでしょうか。