米ワーナー・ミュージック・グループ撤退

 米ワーナー・ミュージック・グループは20日、動画共有サイトのユーチューブに対し、傘下アーティストのすべての音楽ビデオクリップを削除するよう求めた。契約交渉の決裂が理由だとしている。

 両社の交渉は20日未明、ワーナー側がユーチューブの膨大なトラフィクが生み出す潜在的な収益について、より大きな配分を求めたことなどで決裂した。

 ワーナー・ミュージックは声明で「レコーディングアーティストやソングライター、レーベル、版元が提供する価値を適切かつ適正に報うことのできない条件を受け入れることはできない」としている。

 米調査会社コムスコアによると、ユーチューブの10月の米国での閲覧者数は1億人以上だった 

 レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどのアーティストを抱えるワーナーは、大手音楽会社としては初めて、ユーチューブと2006年に交渉を開始していた。
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