現実!?

サウジアラビア司法当局は26日、父親の借金を清算するため債権者の男性(47)と結婚させられた8歳の女児について、結婚の無効確認を求めた女児の母親の申し立てを退けた。人権団体関係者は「サウジでは少女らが男たちの取引材料にされている」と非難している。米CNNテレビが伝えた。

 母親の弁護士によると、司法当局は母親が「法的な保護者に当たらない」ことを理由に申し立てを退けた。CNNは少女の両親が「別居中」と伝えているが、法的に離婚しているかどうかは明らかでない。

 イスラム教の中でも最も厳格なワッハーブ派を国教とするサウジは極めて保守的な社会で、女性の権利が大幅に制限されている。(共同)
(MSN)