対馬の海を泳ぐイノシシ


 長崎県対馬で18日、海を泳ぐイノシシ2頭を対馬市豊玉町の高校教諭藤田毅さん(39)が写真に収めた。

 藤田さんによると、午後3時40分頃、対馬中部の港を結ぶ市営渡船に乗船中、偶然見つけた。泳いでいたのは、対馬市美津島町の岸まで約30メートルの海上

 2頭とも小ぶりで、まだ子どもらしい。顔を上げて短い尾を立て、岸に向かって懸命に泳いでいたという。

 藤田さんは「イノシシは泳ぐと聞いていたが、初めて見た。対馬ではイノシシ被害が問題になっているが、原因は繁殖力に加え、この行動力にあるのかも」と話していた。
(読売新聞、http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20091020-00596/1.htm