季節性でもワクチン不足

 QLifeが行った、季節性インフルエンザ・ワクチンの需給状況調査によると、今年は接種希望者が昨年より2割増加しており、ワクチン不足が起きていることがわかった。

 医療情報サイトを運営するQLifeは、全国の内科医師300人に緊急アンケートを行ったところ、新型インフルエンザ流行の影響か、季節性ワクチン接種希望者は昨年よりも平均で2割程度多くなっている。

 しかし、ワクチンの供給量が昨年より少ないため、需給バランスは崩れ、9割近い医療機関が「ワクチン不足」を訴えている。このうち、「必要分の50%以下」とするところは2割近く、「接種はキャンセル待ち状態」「今年は予約制では対応できない」という医療機関も出ている。

 また、需給率を単純算出すると74%で、接種希望者の4人に1人は受けられない可能性がある。特に都市圏では充足度が低く、東京では3人に1人は希望しても受けられない可能性がある。
(MarkeZine、http://news.nifty.com/cs/technology/techalldetail/markezine-20091029-8727/1.htm