飛行船スタイルの未来旅客機


オランダ航空が未来の飛行機デザインコンテストを開催し、見事に優秀作品に選ばれたのが、こちらの「WB-1010」コンセプトでございます。1500人以上の乗客を時速1000kmの超高速飛行で目的地まで運びますよ。

機体には、あの世界最大旅客機として噂のエアバスA380にも使われているような、アルミニウムとグラスファイバーのハイブリッド素材「GLARE」を用いて、軽量かつ高強度な設計を実現。まるで飛行船のような機体内部にはヘリウムガスを注入して浮揚力を高め、風力発電性能も備えながら、ジェットエンジンでの飛行を支えてくれるんだそうですね。おまけに垂直離着陸を可能にする収納式のロボットスタンドまで機体下部に装備して、飛行機のあり方を根底から変える可能性が謳われておりますよ。

どうせコンセプトデザイン止まりでしょう? なんて冷めた目で見るなかれ。作品名のWBはライト兄弟(Wright Brothers)の略称で、その頃からは飛躍的に向上した現在のジェット飛行機のように、2094年の未来には実現するって話なんですから! これは長生きしないとね...


[Reindy Allendra via Yanko Design]

Danny Allen(原文/湯木進悟)

(MSNデジタルライフ、http://digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/genreid=120/articleid=477472/