ダラダラ情けない

 サッカー日本代表にも国母問題発生か?! 日本サッカー協会犬飼基昭会長(67)は17日、さいたま市内で開かれた経営者セミナーで講演し、東アジア選手権で過去最低の3位に終わった日本代表の選手らの態度に激怒した。

 問題としたのは、14日、国立競技場で行われた韓国戦直後の表彰式。1−3と惨敗したことで、整列もせず、下ばかり向いていた選手らに対し、犬飼会長は「他の国はきちんと整列しているのに、日本選手はダラダラと立っていた。会長として情けない。プレーもだらしなかったけど、態度もだらしない」と目をつり上げた。セミナー出席者から「会長が選手を呼び付けて、カツを入れてほしい」との要望も出たという。犬飼会長は、協会の原技術委員長を通じて選手に厳しく注意する考えだ。

 サッカーの表彰式といえば、昨秋のナビスコ杯決勝で敗れたJ1川崎の選手が、壁に寄りかかったり、ガムをかむなど、投げやりな態度が問題となったばかり。今回、日本代表のユニホームを着ての非礼な行為は、“腰パン”で大問題となっているバンクーバー五輪スノーボード代表・国母和宏と、さして変わらないともいえる。特に岡田ジャパンは、W杯を目前に不振に陥っているだけに、「そういうところをやり直さないと世界と戦えない」と犬飼会長はオカンムリだ。

 会長の逆鱗に触れた代表選手が、「反省してま〜す」と言わなければいいが。

2010年2月18日 16時35分 夕刊フジ

(MSNスポーツ、http://sports.jp.msn.com/article/article.aspx?genreid=5&articleid=505163