眠りはじめの3時間を大切に

睡眠時間は遺伝子で決まっている?
現在日本人で一番多いのは7時間睡眠。しかし4時間ほどの睡眠で大丈夫な人もいれば、8時間寝てもまだ眠い人もいる。人間にとって最適な睡眠時間というのはどのくらいなのだろうか?
ある実験で、毎日8時間睡眠の人が半年をかけて、医師の指導で無理せず少しずつ睡眠時間を減らし、6時間睡眠になった。しかしその実験をやめると、たった1か月で元の8時間に戻ってしまった。この事から、その人に必要な睡眠時間は素質的に決まっていて、人為的に変えられないのではないか?と考えられている。

アナタはナポレオン派?
ナポレオン・エジソンなどは6時間以下の睡眠で十分だった短時間睡眠者

アナタはアインシュタイン派?
9時間以上の睡眠でないと昼間、普通に生活できない長時間睡眠者

では、何時間眠る?
1人1人で必要な睡眠時間が違うなら、自分は一体、何時間眠れば良いのだろう?
肝心な事は以下の通りだ。

本人の満足できる睡眠時間が肝心!
仕事の都合や遊びのため、ムリヤリ自分にとって短い睡眠時間にし、寝る間を惜しんでも疲れるだけ。また他人と比較しても仕方のない事である。「アイツは6時間も寝ないで頑張っているのに、寝てられない!」などと思っても、アナタが長時間睡眠者ならできない相談である。

睡眠にふさわしい環境を整えてから
人間は本来、自分に必要な睡眠時間の後、自然に目覚める事ができる。しかし寝ている間に邪魔が入っては、最適の睡眠時間を見つけられなくなってしまう。環境を整える事から始めたい。

眠り始めを大切に
大脳が最も休まる1回目と、2回目のノンレム睡眠時に、いかにぐっすり眠れるかどうかで疲労の回復が違う。極端に言えば、後の睡眠は「おまけ」みたいなもので、その「おまけ」が多い人と少ない人がいるだけである。しかし眠る寸前に神経が興奮していると、始めの深い眠りの時に十分休めず、その後がズルズルと長くなってしまう。その人にとっての自然な睡眠時間を見つけるためには、眠り始めの約3時間を大切にしたい。

(MSNビューティスタイル、http://beautystyle.jp.msn.com/healthcare/library/article.aspx?cp-documentid=3739670